2024年11月27日
アイザワ証券グループ株式会社
日本経済新聞「交遊抄」記事掲載のお知らせ
2024年11月27日の日本経済新聞朝刊文化面「交遊抄」に、当社代表取締役社長 藍澤卓弥のインタビュー記事が掲載されましたのでお知らせいたします。
新しい世界 藍澤 卓弥
世界保健機関(WHO)で働く岡安裕正君は慶応義塾幼稚舎からの同級生でよく遊んだ仲だ。自分の意見を持ち、物怖じせず行動する人だった。好奇心旺盛でいつも新しい世界を見せてくれた。まだパソコンが普及していなかった頃から詳しかったのを覚えている。
中学校では同じ合気道部に入った。モノの見方が大人びていて皆のオピニオンリーダーだった。高校生になると文理選択が異なったこともあり疎遠になり、大学生以降は連絡が途絶えた。
今春、運営する財団が奨学援助する医学生と面談していたら、憧れの人が偶然にも岡安君だった。岡安君は医学部を卒業し、現在はマニラのWHO西太平洋地域事務局で生活習慣病の予防、環境問題、高齢化などを担当するディレクターを務めている。世界に飛び出し、より多くの人たちに奉仕する道を選んだのだ。夏には同僚の家族が岡安君と同じ職場にいることがわかった。偶然が重なり、30年ぶりにやり取りが再開した。
世界の最前線で活躍する友人の存在は励みになる。証券会社の社長となり6年が経った。業種は違えど世の中を良くしようと働いている。今年で50歳。人生の折り返し地点で岡安君と再会し同志として新しい世界を描きたい。
(あいざわ・たくや=アイザワ証券グループ社長)
以上